2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

その後の

新幹線沿線の街につくられるホールのコンペのために泊まり込んだ前の日からの予兆はあったもののそれでもどうしていいか分からないぐらい4人のテンションはあがっていた。深夜、というよりも早朝大声で笑い転げる大人の男4人。どうしても私鉄じゃ間に合わ…

寒すぎる朝の

彼が彼女と別れたもんだから僕にとっても友達の一人と会う機会が非常に少なくなったことになって、それは少し寂しい。高速のオレンジの光と朝日が混じり合う埠頭の先端で涙ぐむ彼をみて、彼女の泣きじゃくる姿が思い浮かぶ。

午前0時30分を過ぎた渋谷の駅を2周ぐらいしてラーメン食ってキャバクラのキャッチに何度も呼び込まれながらも英語でその状況を僕の隣で説明しレコーダーに録音するボス。午前3時、一緒に事務所に戻って僕の隣で爆睡するボス。今日のちょうど2年前も事務所で…

自転車を最近買ったからといってはしゃぐFを連れて横浜に行ったのはもう一ヶ月前の話で湾岸の大きな通りをひたすら南下する僕らの隣にはスケールアウトした倉庫群が並ぶ。衛星写真に写った整然と並ぶ低密度の白い平面の横をゆっくりと進む2つの熱源を想像し…

ある住宅の写真を撮りにいった土曜日の朝、昼に新幹線の乗らなきゃなのでいけないわとボスからの電話。仰角に注意しなよ、と言い残して。確かに建築写真のセオリーとして垂直線というものがある。ある空間をある意味で建築たらしめる為に非常に重要な撮影の…

晴れて

彩度の高い日光に照らされた午前中の自転車の通勤ルート 素材と目地は表裏一体

山の上の

中沢新一のアースダイバーに描かれている縄文の東京マップは自転車に乗っていれば何となく分かっていることの確認としてとても興味深い。本当に皺のよっている東京山手線内側は未だに知らない山とか丘とか谷とか沢がある。例えば大規模開発される東京のある…

しあわせ

同僚のPが結婚した。といってももう既に入籍はしていたので式を。彼はその式に備えて本を作ったのだがそれを今日初めて見た。時間軸にそって生い立ちを紹介していくという構成。彼と彼女は中高の同級生なので思い出写真が共通のものがある。付き合ったのは上…

自転車

真夜中に環七を北上したり南下したりする機会が増えたのは甲州街道から少し北へ商店街を抜けるとあるTの部屋へ行くようになったからだ。コンクリートむき出しの部屋の内側にはごろんとソファーベットが置かれている。Tは無類の映画好きでビデオテープが五列…